離れない手
それを認識すると、私は即座に顔を横から前に戻して。


「和美。私、帰るね。じゃっ!!」


「麻南……」


手短に和美に別れを告げると、私は回れ右をして、出口へ……


ガシッ。


向かおうとする前に……龍弥に捕まった。


「腕を……離して……」


早く家に帰りたいの。


「和美。俺も帰るよ。食事、ご馳走様」


「ああ……うん」


龍弥も和美に別れを言い、席を立つ。


ちょっ……。
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