22時、コンビニで
オレは、さり気なくなっちゃんの手を握った。その小さな手は、柔らかくて温かくて…何よりも愛しく思えた。



「隼人くん…」



目を丸くするなっちゃん。手を繋いだだけなのに胸の奥がくすぐったい。


手を繋いだだけなのに…なっちゃんは、肩を震わせていた。



「どうしたの?中に入ろうよ?」



なっちゃんは、大きく首を振った。そして、小さく呟いた。



「ごめんなさい…」



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