22時、コンビニで
コンビニ
朝、目を覚ますと、なっちゃんの姿がなかった。


週3回、朝6時半からコンビニでパートをしているからだ。



テーブルにはちゃんと朝食が用意されていて、スーツやワイシャツ、下着に靴下、ハンカチもきっちり用意されていた。



なっちゃんがいないと何もできないオレ。でも、なっちゃんは…オレがいなくても何不自由なく生きていけるはず…。



オレのためになっちゃんは、こうやって当たり前のように、身の回りの世話をしてくれている。



それなのにオレは、なっちゃんのために…何もしてあげられていない…。


手を繋ぐことさえ、していない。



浮気されても仕方ない。


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