我儘乃謳。
自覚乃謳、
ふこうちゅうのさいわい?
「えー…いよいよ地域学習は今週の土曜日だが…班は出席順で決めたものになった。」
ホームルームで担任が言った。
クラス中がブーイングだったが、構わず担任は続けた。
「班の中で何処回るか決めておけよ。レポートかかせるぞー」
ブーイングが大きくなる。
あたしも参加していた。
今の出席順の班とか、有り得ない。
クラスで嫌われてるよーな奴等ばっかり。
仲良い人なんて一人もいないし。
ってゆーか、話したくも無いような奴等だし。
最悪…。
頭を抱えたくなった。
そして、地域学習当日。
嬉しくない班で、嬉しくない野外授業が始まった。
「ってーか有り得なくない?地域学習とかいらねー」
「思ったぁ」
話に加わりたくなかったから、ケータイをいじりながら男子の後ろ…班の最後列で歩いた。
あたしの前の男子はクラス中でもかなり嫌われてる尾形って奴だった。
横が長くて、前が見えない。
…そして。
気付いたら。
あたしの前には尾形しかいなくて。
班の他の人はいなくなってた。
なんで…?
あたし、尾形に着いていってたから…
尾形が皆とはぐれたことに気付かずに着いて来ちゃったんだ…
ホームルームで担任が言った。
クラス中がブーイングだったが、構わず担任は続けた。
「班の中で何処回るか決めておけよ。レポートかかせるぞー」
ブーイングが大きくなる。
あたしも参加していた。
今の出席順の班とか、有り得ない。
クラスで嫌われてるよーな奴等ばっかり。
仲良い人なんて一人もいないし。
ってゆーか、話したくも無いような奴等だし。
最悪…。
頭を抱えたくなった。
そして、地域学習当日。
嬉しくない班で、嬉しくない野外授業が始まった。
「ってーか有り得なくない?地域学習とかいらねー」
「思ったぁ」
話に加わりたくなかったから、ケータイをいじりながら男子の後ろ…班の最後列で歩いた。
あたしの前の男子はクラス中でもかなり嫌われてる尾形って奴だった。
横が長くて、前が見えない。
…そして。
気付いたら。
あたしの前には尾形しかいなくて。
班の他の人はいなくなってた。
なんで…?
あたし、尾形に着いていってたから…
尾形が皆とはぐれたことに気付かずに着いて来ちゃったんだ…