恋愛禁止(ホラー)
いつも以上に敏感になっている聴覚が、その音を聞きのがすハズがない。


ゆっくりと、まるで壊れたブリキのおもちゃのように振り返る。


そこにはさっきまであった血液は綺麗になくなり、透明はお湯がシャワーから流れ出ている。


そして、その下に錆びて落ちた鏡のネジがコロコロと転がっていたのだった。
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