恋を奏でる軽音部
「お!KITTYちゃんじゃーん!はえーな!」
ちょっとテンションの落ちた、私たちの目の前に現れた救世主。
翼先輩。
翼先輩がベースを担いで、部室へやって来た。
「先輩!マイクの調子がおかしいんですけど…。」
ちょっぴりたじたじの私に近づく先輩。
「よく壊れるんだよな、マイク。俺に任せとけ!」
先輩は親指をたてて、私に向かって微笑んだ。
先輩が、私に向かって笑ってくれた…。
キュンキュン…。
ドキドキ…。