180゜の世界
「同情して欲しいと思ってるわけじゃない。ただ、莉亜には知っておいてほしかった。」
何だか、告白されてるようで顔が赤らむ。
急に体が冷えてきた。
「・・・ありがと。ずっとここにいられたらいいのに。」
病院内が騒がしくなってきた。
でも、ここだけは静かなまま。
時が止まったかのように。
「リハビリ、頑張るんだろ?・・・戻ろう。」
忍は、なぜか悲しげな顔をして車イスを押し始めた。
そうだ、私は頑張らなくちゃ。
頑張って、前みたいに歩けるようにならなきゃ。
ならな――――
「うっ・・・。」
息が苦しい。
頭が痛い。
「莉亜!?」
忍の声が聞こえた後すぐに、
意識が飛んだ。
忍、ごめんね。
私ってこんなにも、弱虫だったんだ――――。
何だか、告白されてるようで顔が赤らむ。
急に体が冷えてきた。
「・・・ありがと。ずっとここにいられたらいいのに。」
病院内が騒がしくなってきた。
でも、ここだけは静かなまま。
時が止まったかのように。
「リハビリ、頑張るんだろ?・・・戻ろう。」
忍は、なぜか悲しげな顔をして車イスを押し始めた。
そうだ、私は頑張らなくちゃ。
頑張って、前みたいに歩けるようにならなきゃ。
ならな――――
「うっ・・・。」
息が苦しい。
頭が痛い。
「莉亜!?」
忍の声が聞こえた後すぐに、
意識が飛んだ。
忍、ごめんね。
私ってこんなにも、弱虫だったんだ――――。