先生×私~隣の部屋の王子様~

「…………。よし!今日は片付け手伝うからな!」

「あ、ありがとうございます…………。」

キッチンに立って洗い物をする先生。


かっこイイ。

もぅ、立ってるだけでかっこイイよ。


「そんな見んなよ。
俺が洗い物するのそんな珍しいか?」

「え゛?あ、いや、その………………。」

私そんなに見ちゃってた?
完全に無意識なんですけど………………。

「何だよ。そんなに俺の顔を見て楽しいか?笑
毎日見れんのに笑」

「……あ、いや……………………私のうちで洗い物してるのが……不思議で……いっつも……一人だから………………。」

つい本音が出てしまう。

「………………。一人で食べるより二人で食べた方が同じ料理でも美味いもんな!」

「……はい。」

「俺も。これから週2で美味いもの食えると思うと嬉しいぞ?」

「わ、私の方が嬉しいです!」

「いや、そこ張り合うとこじゃねーし笑」

「先生…………ありがとうございます。」

「……お礼したいのは俺の方だよ。
よし!洗い物終わり!んじゃ、木曜な!ドア開けとくから……いつでも来い。」

「あ、はい!」

そう言って先生はベランダから部屋に帰っていった。
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