*華月譚*雪ノ章 若宮と白狐の恋物語
男たちは黒鶴の制止を無視して、矢を放った。
無数の矢が、沙霧に降り注ぐ。
泡雪は目を剥き、なんとか沙霧の腕から逃れようとした。
しかし、身体に力が入らない。
「………沙霧っ!!」
泡雪の叫びと同時に、沙霧の背に矢が突き立った。
沙霧の腕の中の泡雪にも伝わってくるほどの衝撃があった。
沙霧は呻いて、苦痛に顔を歪める。
泡雪は沙霧に腕を回した。
ずしりと沙霧の身体が重くなる。
そのまま、泡雪を抱きしめたまま、沙霧は力尽きたように倒れた。
泡雪の顔から血の気が引いた。
沙霧は必死で顔を上げ、泡雪を見つめる。
「………逃げ、ろ、泡雪………。
君だけでも、助かっ………」
言い切らないうちに、沙霧の口から、真っ赤な血がごぽりと溢れ出した。
無数の矢が、沙霧に降り注ぐ。
泡雪は目を剥き、なんとか沙霧の腕から逃れようとした。
しかし、身体に力が入らない。
「………沙霧っ!!」
泡雪の叫びと同時に、沙霧の背に矢が突き立った。
沙霧の腕の中の泡雪にも伝わってくるほどの衝撃があった。
沙霧は呻いて、苦痛に顔を歪める。
泡雪は沙霧に腕を回した。
ずしりと沙霧の身体が重くなる。
そのまま、泡雪を抱きしめたまま、沙霧は力尽きたように倒れた。
泡雪の顔から血の気が引いた。
沙霧は必死で顔を上げ、泡雪を見つめる。
「………逃げ、ろ、泡雪………。
君だけでも、助かっ………」
言い切らないうちに、沙霧の口から、真っ赤な血がごぽりと溢れ出した。