ねぇ。見て。


目を覚ますとそこは、

真っ暗な部屋だった。


『アソポエヒメユコリ』

『っ!?』

突然、聞こえてきた低く、唸るような声に驚き俺はその場に倒れこんだ。


『キャハハハハハハハハッ』


『っ!な、?!』


俺が倒れこんだのと同時に、女の子の笑い声が耳に入った。

ただでさえ暗い空間、ここがどこなのかさえ分からない場所。


そこで、突然聞こえてくる声に怯えながら壁を伝って立ち上がってみる。
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