俺様専属メイド!?
ただあんなやつの前で笑う意味がないと思っただけなんだけど。
あいつがムカつくことを言ってきて、あたしがそれに言い返す。
そんなこと、今までしたことなかった。
笑う意外の表情をするようになった。
新しい表情を知った。
「翔くんに感謝しなくちゃね」
微笑んだお母さんに小さくだけど、頷いた。
朝食とお弁当を用意し終わって、あたしは藤井の家に戻った。
そして、いつも通り藤井を起こしに部屋の前に行く。
だけど、お母さんとのさっきの会話のせいで変に意識してしまう。