俺様専属メイド!?
あたしは黙って、藤井の方に回る。
「えっ」
藤井の隣まで来てすぐに腕を引っ張られ、藤井の膝の上に横向きに座る体制になった。
え、どうゆうこと!?
体は密着して、あたしは藤井の腕の中にすっぽり収まってしまった。
途端にバクバクと大きくなる鼓動。
「ふじ、い……どうした……」
「今日は俺のベッドで一緒に寝ろ」
「は!?」
何言ってんの?
仮にも同い年の男女二人が一緒のベッドで?
そりゃ何もないけどさ、理由が見つからない。
「命令」