俺様専属メイド!?
寝言なのにずいぶんと甘いことを言うんだ。
何の夢を見てるの……?
そう思うとなぜか胸がズキッとした。
そっと目を閉じる。
そして、さっきの藤井の寝言を頭の中でリピートした。
……あれ?
何か聞き覚えのあるセリフだ。
いつだったかな。
あたしの意識がまだはっきりしてなくて、誰かに頭を撫でられていた時の――。
思い出そうとしたけど、藤井の腕があまりにも心地いいから考えるのを止め再び眠りに落ちてしまった。