ヤンデレ〜女の嫉妬〜
四章〜不気味〜
「ハァッ…ハァッ…。」


どうしよう…
思わず逃げてきちゃった…

逃げる際に、

‘‘タスケテッ‼︎”

って叫ぶ日茉莉の声が聞こえた
気がしたけれど
私はどうしても自分のことしか
考えずに、逃げてしまった。

「どうしよう…
明日がくるの怖いよぅ…」

不安に押し潰されそうになる。

恐怖に侵食される。

助けすら呼べない。

何もできない。

私は無力だ。

泣きそうになりながらも
私は布団に潜り込んで
なにもなかったかのように
しようと考えていた。
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