月夜の晩に~紅に染まる色~


「てめぇ、何無視してんだよ?」




うわー来た。たまにいるんだよ。諦めずに喧嘩売ってくるやつ。




これはもう―――




走るしかない!!





足の速さには自信がある。




ここら辺では裕福と言える家庭で育った俺は、この町の奴等見たいにボロボロの服は着ていない。





だから喧嘩売ってくる奴等が多いんだ。



つか…





こいつ足速っっ




あっと言う間に壁際に追い込まれてしまった俺は、なす術もない。




つか、向こう3人いるし…。



3vs1ってずるくね?



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