12年前の真実
待ち合わせ場所の高校の体育館裏に行くと


彼女が居た。


彼女の名前を呼ぶと、彼女が振り向いた。



その顔は12年も経ったのに、相変わらず綺麗で、見とれてしまった。


「突然、呼び出してごめんね」


「あっ、いえ……」


何、見とれてるんだよ。
しっかりしろ!!


「あの……話って」


早く話を終わらせて、返事しないと。
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