この力があるかぎり



「時間がないわ。私は今、本部で待機中だから。飛ばすなら早く飛ばすわ。」


ルイカさんが少し焦りぎみに言った。


何かあったんだろうか?


「はい。お願いします。」


とりあえず私はルイカさんにそう言った。


「じゃあ飛ばす所は美紀さんの家でいいのね?」


「はい。」


「じゃあ…いってらっしゃい、美紀さん。」


「頑張ってね。」


ルイカさんとユナさんがそう言った瞬間、私はテレポートした。


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