月夜の黒猫


AM6:30
―校門―

家を出たのが6時すぎ。あれから約30分学校についた。


朔夜が通ってる学校は私立双龍学園という共学の不良が比較的多い学校。不良が多い割には偏差値が結構高い。



そんな学校の校門につくと、朔夜は教室へは向かわずある場所へ向かった。


































―理事長室―


向かった先は理事長室。

朔夜は理事長室のドアを軽くノックしようとした。


しかし、逆に扉が開き中から腕が伸びてきて朔夜の腕を掴んだ。そして、素早く中に引っ張り込まれた。

























ギュウ―…

『…………』

?「朔夜おはよー!」

?「朔夜はよー」





中には若い長身の男性が2人いた。
1人は黒髪月色の瞳で朔夜にどことなく似ていた。その男は朔夜を正面から抱きしめている。


そしてもう1人は茶髪に黒眼で抱きつかれている朔夜に緩く手を振りながら眺めていた。



















ポンポン
『ん。夏、雪おはよ。』




朔夜は抱きついている男の頭を軽く撫で2人にあいさつを返した。
どうやら2人とは仲がいいらしい。


ここで2人の紹介をしよう。
朔夜に抱きついているのが、双龍学園理事長であり朔夜の従兄妹である月城夏夜(ツキシロナツヤ)
若くしてこの学園を創設したイケメンである。


そして、朔夜に手を振ったのが、夏夜と旧知の仲であり、双龍学園の教師である黒澤雪斗(クロサワユキト)
創設時夏夜に頼まれ教師となったイケメン。



こんな感じで、朔夜が理事長室に来ているのは従兄妹からお願いされたからである。毎朝同じ時間に登校し、ホームルームがはじまる直前まで3人で他愛ない話しをしているのだ。
因みに朔夜はほとんど話さず基本聞いているだけだが、相槌はうつ。










夏「ごめんな?いつもいつも、毎朝大変だろ?」

『別に。…座ろ。』


夏「おー!そうだな!」





朔夜から離れた夏夜はソファーまで歩み寄る。それに習って朔夜も近づいた。



席順は三人掛けのソファーに夏夜、朔夜、雪斗の順に横一列に肩を並べて座っている。これがいつものスタイルだ。






ナデナデ
雪「朔夜おつかれ」

『……ん。』



朔夜は雪斗に撫でられ目を瞑っていた。その姿はまるで猫の様。されるがままだ。




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