月夜の黒猫



葵「うん。たぶんね?そのことなんだけど、ここからは美優に説明してもらおうかなと思ってね。」



美「え?!説明?葵くんそんなのするなんて聞いてないよ!」


葵「ごめんごめん。でも、詳しいコトが知りたいんだ。それにそれを聞いて僕1人で判断派できないからさ、お願い!」






私が入ってきたメンバーに固まっていると葵くんがとんでもないことを言い出した。


どうやら私は昨夜の出来事について説明しなくちゃダメらしい。


葵くんにはすごく真剣な顔で目で見つめられ、他のメンバーからは凝視されてしまったため私は観念した――…




美「……わかった。」



葵「ありがとう!んじゃさっそく話そう。まぁ、適当に座って。」




葵くんが指示すると各々自由に座った。





























葵「…それじゃ僕から概要は話すね?昨日の夜美優は強姦されそうになったらしい。」


全「!」


湊「強姦?!美優ちゃん大丈夫だったの!?」


葵「未遂だったって。」


要「未遂…?よく無事だったな。」


葵「うん。僕も最初びっくりした。でも、美優を助けてくれた人がいたんだって。」


空「……、」


蓮「……」


葵「ここからは美優に説明お願いしてもいい?その人の特徴とかどうやってたすけてくれたかとか。」

美「う、うん」

私は話を振られて話しだした。



































美「えーと、まず性別は女性の方です。髪は真っ黒で腰下辺りまでありました。瞳の色は月色、とても綺麗な人でした。身長はたぶん葵くんくらいあったと思います。」


湊「葵くらい!?おーきいね…」



美「はい、スタイルもよかったです!あと、服装は全身真っ黒でした!」



蓮「…黒か、」




美「はい、それで私がどうやって助かったかと言うと、よくわからないんです。」



葵「?…よくわからないって?」


美「んーと、私、3人の男の人に口と足、胴体押さえられていたんですけど、もうダメだと思って目を瞑ってしまったんです。そしたら、鈍い音と供に急に口と足が自由になったんです。びっくりして周り見たら男の人2人が数メートル先に吹き飛ばされて気絶してて、」



全「!」


美「1人残った人も瞬殺でした。音もなく一瞬で間合いを詰めておなかに蹴り一発入れたら軽く飛んで気絶してました。」



全「……」



美「その後公園まで抱っこして運んでくれて、私が落ち着いたら家まで送ってくれました!しかも、家族に状況説明までしてくれたんですよ!ちょっと無口な人でしたけど、すごく優しい人でした!」



葵「…そうなんだ、いい人だね…。蓮、今のでほぼ確定だよね…?」


蓮「…あぁ。」


葵「美優、説明ありがとう。助かったよ。」


美「別にあったこと話しただけだからどうってことないよ!まぁ、強いて言えばもう一回あって御礼がしたいけどね?月詠朔夜さんに!」





全「…………
























































は?」



美「?皆さんどうしたんですか?固まって?」




私が最後にいった言葉にメンバー全員が固まってしまった……


私なんかマズイこといったかな……?



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