月夜の黒猫



城「おぅら!」


『……』




私は襲ってきた拳を最小限の動いきで避けた。





城「チッ!うらぁ!」




すると続けざまに攻撃を繰り返してくる。


それを何回か避け、時々拳を受け流した。































『(威力はまぁまぁたけど単調すぎ)』
パシッ!

城「なっ!」










私は何回目かの拳を避け次に来た拳を受け止めた。
































『めんどくなった。受け身ちゃんと取れよ…?』



城「…はっ?っ!」











私は男に一声かけて拳を受け止めている手と逆側の手で男の胸倉を掴み一気に投げ飛ばした。


いわゆる背負投げをした―…



































ダンッ!
『…あ、力入れすぎた…』



倉庫内全「…えぇー(唖然)」



美「わぁ!凄く綺麗に決まりましたね!」



葵「美優ちょっとズレてるよ…」



















ま、こんな感じでちょっと力入れすぎてしまったため男は気絶しましたとさ―…
























































炎尾全「…って!勝手に話し終わらすなよ!」


『ん?』



炎尾幹部「総長の敵打ちだ!殺っちまえ!」



『(えー、まだやんの…?てか、私関係なくねぇ?)』











そう思って、こいつらと敵対してた奴らの偉そうな男に目を向けた。
























蓮「……」


『………』


































どうやら動く気はないらしい。















































『(はぁ、早く帰りたい…)』








私は仕方なく向ってくる人達を見据えた。



そしてさっきとは逆に私自ら相手の間合いに入った―…










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