【更新中】キミの声、聞かせて
「女、嫌いなくせして人気なんだよな。お前って」


「良いヤツ演じてるしな」


……めんどいけど。


「だから、女は寄ってくるんだって。猫被ってるだけなのにな」


「俺を好きになったって良いことねーのに」


勝真は俺の性格を良く知っている


だから、コイツの前ではありのままの俺で居られるんだ


「そういえば、冬華は?」


「冬華なら誰か迎えに行ってるらしいよ」


春川冬華(ハルカワフユカ)


名前に春と冬、季節が2つ入ってる


本人は不満に思うらしいが…


コイツは俺らと行動している女


俺もコイツと居る分は苦にならない


勝真と一緒で俺の性格を知っている1人だから。


そんな冬華が別行動なんて珍しい


いつも、勝真と居るのに。
< 3 / 606 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop