【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里、今から学校に来いってさ。」


樹里は驚いた顔をした


……当たり前だよな。


「手伝って欲しいんだってさ。急がないらしいからゆっくり来いって」


それを聞いて安心した笑みを見せた


「着替えるから待ってろ。」


頷いた樹里を見てから脱衣所で制服に着替える


夏休みなのに学校なんて面倒くさいな。


リビングに戻ると樹里はソファーに座ってボーッとしていた


「樹里、どうした?」


《聞いて欲しいことがあるの》


と書いたボードを見せた


小牧は急がないって言ってたし聞いてあげよう


「ゆっくりで良いから書いて。」


樹里はペンを走らせていた


《旅行の時にね、奏哉さんから担任から預かったものがあってその中に手紙が入ってたんだ》


……手紙?
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