【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里のお父さんも妹も元気にしてる?」


あたしは小さく頷いた


《奈那、今日はどうするの?》


「何も予定立てずに来ちゃった」


田舎町だから交通手段、限られてるしな


「じゃあ、俺の家にでも来るか?樹里は直樹さんに話せば分かってもらえるからな」


「相馬くん、両親は?迷惑じゃない?」


「俺、1人暮らしだし。2人でゆっくり話せるだろ?」


家も良いけど奈那とゆっくりお話したいな


「あたし、コインロッカーに荷物置きっぱなしなんだよね」


奈那の荷物取りに行かなきゃね


「あー!!大翔、あんた何処に行ってたの?探したのよ」


「あぁ、何も言わずに行ってたな。樹里、此処にいろよ。戻って来るから」


大翔はあたしの頭を撫でると七絵さんの所へ行ってしまった
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