【更新中】キミの声、聞かせて
「大翔くんの手を握ったところで悪いんだけど、お手洗いに行こ?」


奈那は樹里を連れて行ってしまった


「奈那も強引なところは変わらないな」


勇悟は呆れ笑いを浮かべていた


「でも、良いじゃん。楽しそうだから。にしても2人って似てるよな」


今日の服装は正反対だけど…


「あの2人は好みが同じだからね。奈那は身長が高くて樹里は小さい。だけど好きなものはほぼ一緒なんだ」


だから、意気投合したのかもしれないな


「奈那は樹里が話せない事は気にしていないよ。だから、樹里も心を開いたのかもしれないな」


もし、樹里の声が出るようになったら奈那は跳ねて喜ぶかも


「お待たせ。帰ろ」


戻って来た似てる2人を眺めながら帰宅したのだった
< 520 / 606 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop