【更新中】キミの声、聞かせて
「どんだけ樹里ちゃんのこと気に入ってるんだか。」


七瀬さんはやや呆れ顔


でも、何処か嬉しそう


大翔に抱きしめられるのは嫌ではない


寧ろ、落ち着くんだ


「出来た。食べよ」


テーブルには野菜炒めに肉じゃが、ご飯と味噌汁が並んでいた


「時間がなかったからこんな物しか作れなかったけど許してね」


《これだけで充分です》


“いただきます”と手を合わせてから七瀬さんの作った肉じゃがを食べてみる


うん、美味しい。


美味しくて自然と笑顔になる


「姉貴、合格。美味しいってさ。」


「どうして分かるの?」


「樹里の表情。肉じゃが食べた後の樹里、笑顔だったから」


大翔、良く分かってる


箸を置きボードに“美味しいです”と書くと七瀬さんは喜んでいた
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