似た者同士 《小崎さんの映画館》
ぐしゃっと
せっかくの休日だというのに、
愛しきマイホームに現在進行形でいるのは受験生で部活が終わった私だけだった。





まだ暑い夏、8月。



元からそうたいして強くない部だったけれど、
まさか一回戦負けで、それで大会は終了なんて・・・。


聞いてない、有り得ない。





なんて、ぶつぶつ呟きながら外に出た。

家族が朝早くから出掛けている。
家に残っている私が、ポストの中を確認しなくてはならない。






私の家は一軒家で、結構広い。


人の少ないちょっとした町に住んでいて、私の家の前は道路。


車はそうたいして通らない。








郵便配達のお兄さんとか、そこらへんくらいじゃないかな?
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