STORMILY
「お母さんのこと、ちょっと休ませてくれる?貯金はあるんだし、しばらくは無職でも大丈夫だから」


心底疲れ切った様子でそう言われ、確かに女手一つで子育てをするのは大変だろうし、お母さんには心を癒す時間も必要であると、私は快く了承した。


そして、少しでも家計の足しになるようにバイトを始め、もらったお給料は自分の分のお小遣いを引いてから生活費として渡すようになった。


仕事から解放されてストレスが無くなったのが効を奏したのか、しばらくはお母さんはお酒に逃げる事はなく、比較的穏やかに過ごしていた。


就職活動と失業給付金の交付を受ける為、数ヶ月ほどせっせとハローワークに通う日々が続いた。


だけど、なかなか新しい職に就けないまま、給付金を受け取れる期間は終了し、それから約1年半。


お母さんは相変わらず無職のままだった。


しかも、一時期完全に克服したかに見えたアルコールの誘惑にまたもや負けてしまい、今では一日中、朝も晩も関係なくお酒を口にしている。


これから一体、私達はどうなってしまうんだろう。
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