STORMILY
良かった…。
これなら急いで食べる必要はないや。
「あ」
すると先生は突然声を上げ立ち止まり、勢い良く振り向く。
「君、名前は?」
視線がバッチリ絡み合ってしまい、自分の考えを見透かされてしまうのではないかと一人盛大に慌てふためきつつ、何とか返答した。
「え、えと、庄井咲良、です」
「【3年A組のしょういさくらさん】ね。ヨシ、覚えた」
笑顔で力強く頷くと、右手を軽く上げ、今度こそ先生は去って行った。
出入口の扉が閉まる音を耳で感知した瞬間、自分でも、何だか良く分からないため息が出る。
イレギュラーな出来事に緊張しつつも、気分が高揚してるような、摩訶不思議な感覚。
だけど先生、私みたいな無口でノリの悪い子と一緒にランチする羽目になって、内心かなり気詰まりだったんじゃないのかな。
「常連になる」とは言っていたけど、ズバリ、社交辞令だったりして。
ま、それならそれで良いんだけどさ。
これまでと同じように、私は一人自由気ままに、ここでゆったりのんびり、快適な時間を過ごすだけだから。
心の中でそう呟きながら、私は改めてお弁当に目を向ける。
本日の自信作、黄金色に輝く厚焼き玉子をお箸でつまみ上げると、心弾ませながら口へと運んだ。
これなら急いで食べる必要はないや。
「あ」
すると先生は突然声を上げ立ち止まり、勢い良く振り向く。
「君、名前は?」
視線がバッチリ絡み合ってしまい、自分の考えを見透かされてしまうのではないかと一人盛大に慌てふためきつつ、何とか返答した。
「え、えと、庄井咲良、です」
「【3年A組のしょういさくらさん】ね。ヨシ、覚えた」
笑顔で力強く頷くと、右手を軽く上げ、今度こそ先生は去って行った。
出入口の扉が閉まる音を耳で感知した瞬間、自分でも、何だか良く分からないため息が出る。
イレギュラーな出来事に緊張しつつも、気分が高揚してるような、摩訶不思議な感覚。
だけど先生、私みたいな無口でノリの悪い子と一緒にランチする羽目になって、内心かなり気詰まりだったんじゃないのかな。
「常連になる」とは言っていたけど、ズバリ、社交辞令だったりして。
ま、それならそれで良いんだけどさ。
これまでと同じように、私は一人自由気ままに、ここでゆったりのんびり、快適な時間を過ごすだけだから。
心の中でそう呟きながら、私は改めてお弁当に目を向ける。
本日の自信作、黄金色に輝く厚焼き玉子をお箸でつまみ上げると、心弾ませながら口へと運んだ。