ヤクザの家族になっちゃった!?
全員が部屋の中にはいると、
ギィー
扉がしまった。
部屋の中は真っ暗。
なに、この、幽霊出そうな空気…。
ってゆうか流れ…
ブルッと身震いしたけど
目が慣れてきて、龍之介さんの顔を見たとき
ズキュンと刺されたような感じで
きゅんときた。
なんでって、少し不安そうな顔をして
キョロキョロしてるのがわかったから。
いつも強そうな感じでいる彼がそんな表情をしたんだもん。
きゅんときましたよ。
なんて、そんなこと言ってる場合じゃない。
「うぅ…、いずねぇ…」
そう、泣きそうな声で擦り寄ってくるこう。
「お化けなんかないもんッ!」
そう、言いつつも私の手をガシッとつかんで離さない美幸。
「くらいねぇ」
何て言ってる幸子。
テンパる三人…いや、二人を落ち着かせるため、
電気を探す。
けど、なかなか見つからない。
ってゆうか…
「竜!?」
どこいった!?
声をあげて呼ぶと
パッと光があたった。