ヤクザの家族になっちゃった!?


龍之介さんから解放された私は

少し寂しいような、そんな気分になった。

けどまずは…

「は、ハァハァハァッ…」

酸素を取り入れないと、死んじゃう…。

やっと頭が落ち着いた頃、


今のキスを思い出してまた心臓が暴れる。


私そのうち龍之介さんに殺される気がするよ…



おっちゃんに怒られた龍之介さんは

反省のそぶりもなく私の手を引き

席に座らせた。


私は夕飯の手伝いをしようと

席をたつと

ムスッとした龍之介さん。

なーにすねてんのかなぁ、

何て思いながら放置して手伝いをし始めた。


もちろん私だけではなく、


お利口なお利口なコウと美幸と幸子も。


一生懸命作ってる姿を見ると、

ほんとに微笑ましくなる

ってゆうか、

「三人ともかわいすぎっ!」

「「「いずねぇ大好きっ!」」」

やだもう、最高。

なんて遊んでたら、

視線を感じたので、

そっちを振り返ってみたら、

龍之介さんがさっきよりも機嫌がわるそうな顔をして立ってた。

私が龍之介さんに声をかけたら

「浮気なんかすんなよバカ女。」

そう言って立ち去った

え、

浮気?

私は龍之介を追いかける。

「どっか行け、バカ女。」

…むかぁっ!

ガキですか!?

あなたはがきですか!?

そんなところもかわいいとか思っちゃう私がいるけど!!!

…いいこと考えた

意地悪しちゃお

悪いけど、私も相当ガキだからねー!


「バカ女ねぇ。
さっきの大胆告白はどうしたの?」


なんて返ってくるか…ってちょっと身構えてたけど、

「っー///知らねぇよ!」

何て言いながら顔を真っ赤にした龍之介さん。


…きゅんっ

可愛すぎるでしょ…っ!!

そのツンデレな態度に私はこのあともきゅんきゅんしまくってました。


< 188 / 257 >

この作品をシェア

pagetop