ヤクザの家族になっちゃった!?


そう思ってチラッと視線をずらす。

そこには涼しそうな顔をしてソファーで眠ってる龍之介さん。

「起こすの悪いしあとでにしよ」


そう口に出すと

「起きてるぞ。」

そう言われ、ビックリして二度見する

「ロリコンなぁ…?」

そう言われ、ヤバイ、聞こえてたんだ、

そう思って焦って話を変える。

「あ!そういえば龍之介さん知ってました!?」

「なにを?」

話を変えた私に驚いた様子でみてくる。

「キスの位置に意味があるんですって!」

「…へぇ。例えば?」

「えっと…髪:思幕、瞼:憧憬、耳:誘惑
、鼻梁:愛玩、頬:満足感、唇:愛情、喉:欲求、首筋:執着、背中:確認、胸:所有、腕:恋幕、手首:欲望、手の甲:敬愛、腰:束縛、腿:支配…他にも色々あるみたいですよ」

そう、ながったらしく言うと

「ふーん。」

そう、意味深な声を出して言った龍之介さん。

「なんか面白いですよね~」

なんて声を出した途端

カプッ

首筋にかぶりつくようなキスをおとされる。

「え、ちょ…!」

龍之介さんに声をかけると

「首筋は執着だろ?」

そう言ってから

舌で首筋を伝うように舐められ

耳をかじられる

「んっ…」

「ここは、誘惑。」

「りゅ、龍之介さん…!」

「俺の気持ち知りたいだろ?」

それだけいって

私をソファーに押し倒した。






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