【完】わたしを、まじめと呼ばないで!!?

「おい、何してんだ。

断れよ!」



早川さんの後ろ姿を見ながらボソッと


槇津くんがわたしにだけ聞こえる声でいった。



そんな無茶苦茶な。



「知らない。

都合の良いときだけの女じゃないんですぅ」




本当、ひどい


参加して楽しんで欲しいだけなのに




「とにかくだ!今日は最後まで付き合えよ。」


「え?なんで?」


「なんでって、俺が襲われて良いのか?

何事もなく無事に過ごしたいんだよ」


あまりに必死に槇津くんが言ってくるので


つい、笑ってしまう



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