大切なのはどっち?
始まり


オギャーオギャー。

そう、あたしは6月21日に生まれた


















これが間違いだったのかもしれない。

神様はなぜあたしに

こんな試練を与えたのでしょう。















「女の子ですよー!
よく頑張りましたね」

「…」













その前に自己紹介か。

工藤 文也(ふみや)
美弥妃のお父さん
女とパチンコが大好き。
DV男。お金にだらしがない。

工藤 さくら
美弥妃のお母さん
DV女。文也のおかげで
たくさん苦労している
いろいろだらしがない

工藤 美弥妃(みやび)
工藤家長女
これがあたしの名前。
大嫌いな両親がつけた名前
あのお母さんが産んだ体。
全て大嫌いっ


あたし達は3人家族
周りからいろいろな目で
見られる家族。

幸せな時なんてあった?
なぜ産んだの?
なぜ結婚したの?

そう始まりはできちゃった婚。
これが全ての始まり。















「ねーねー文也
子供できちゃったー(汗)」

「は⁉︎当たり前だけどおろして
くれるよな⁉︎俺らの関係は高校の頃から
ずっとセフレだっただろ⁉︎
まさか家族になるとか…ねえよな?」

あたしの両親は幼なじみ
さくらは文也が好き
だけど文也はただの幼なじみで
セフレとしか思っていない
一緒に薬や何やら色んなものに
手を染めて若い頃からヤンチャばっか
していた2人。
体の関係なんて当たり前。
毎日のように繋がっていた
ゴムなんて物はいらない
理由はわからないが
ずっと前から一緒に暮らしている

「やっだー‼︎降ろしたい気持ちも
あるけど産んでパシリもいんじゃない?
だってお酒買いに行ったりするの
めんどくさいしー‼︎子供なんていらないけど召使いがほしい」

「お前…。まあ良いか産め。
その代わり俺のパシリにも
なってもらおーかな。子供嫌いだし」

「やったー!ちなみにもう4ヶ月
だから〜。あと半年くらいで
召使い誕生日するわよー」

「は!ずっと気づかなかったのか?
黙ってたのか?」

「やーねー!気づかなかったのよ」

「…」

こんな会話をしていたなんて
美弥妃は知らない。









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