永遠なんてない。

今は、みんなでシュート練習をしている。

あ、松岡くん見っけ!

私が気づくと、松岡くんも私に気づいた。

「ー…あ」

と、松岡くんの口元が言っている。


私は、少し頭を下げると、彼も頭を下げた。

そして、自分の隣にいる、松岡くんよりも背が高く、ガタイのいい人を指さした。

あ!二メートル先輩だ!!

私が笑うと、松岡くんも満足したように微笑んだ。

するといきなり松岡くんが二メートル先輩に頭を叩かれた。

「なに、指さしてんだよ」

二メートル先輩は笑いながら、そう言っていた。
松岡くんは、「やべっ」という顔をして、私を見た。

仲いいなぁ…。


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