守られるより守りたい!


「ていうか、どっちでも別にいいんだったら変わった理由とか気にしなくていいんじゃない?」


ユカの一言に、うっ…となる。



確かにそうだ。


どちらの坂城君も嫌いじゃない。


だったら別に、いいじゃないか。


どっちの坂城君であろうと、坂城君は坂城君なのだから。




…でも………。


それでも…………。




そんなことを考えてる自分が、なんだか嫌になってくる。


自分でもわからない自分が、なんだか嫌になってくる。


あの頃の自分が蘇ったみたいだ。


もうこんなの嫌だと思っているのに変われない、あのむず痒い感じ。


反抗心と恐怖。


今日こそは、今日こそは言ってやる。


そう思ってもどこかで「でも…」「それでも……」な自分が出てくる。


今は…解らないけど、何かと「でも」「それでも」が戦ってる。





嫌だなぁ。





そんなことを考えているうちに、学校についてしまう。



「ほらっ、気持ち切り替えて。」


ユカに背中を押されて、うっと前にころける。


…なんだか教室に行きたくない…。


暗い気持ちのまま、歩き進めた。



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