明日晴れたら、





私はひとつ深呼吸をして、そして真っ直ぐ高嶋くんを見て、ゆっくりと口を開いた。





「…返事、遅れてごめんなさい。…私、高嶋くんの気持ちに応えられない、です…。ごめんなさい…!」


言い終わると思い切り頭を下げた。











「…断ってくれてありがと」





「……えっ…?」


予想外の答えに驚いて顔を上げる。



「美和の目に、俺が映ってないことはハッキリわかってた」


「…え…どうして…?」

「一緒にショッピングモール行って店見て回ってる時、心ここに在らず、みたいな時が何回かあった。それを見て見ぬ振りして告った時、男子が来たでしょ? その人見たとたんに苦しそうにしてたから、それで確信した」



…え、え……。




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