明日晴れたら、
*番外編*





『美和は前まで、協力しなきゃって言ってたのに、なんで正反対な考えに変わったの?』



そう聞いたら、美和の意外すぎる答えにあたしは怒りを覚えた。


誰かわからない人の意見で、180度考えを変えたことが、あたしにとってあり得ないことだった。



美和が、美和じゃなくなる気がした。


結果的にはあたしの望んでいた方向になったから良かったけど、あたしはどうしてもその相手を知りたくなった。







その日の放課後、美和といつもの場所で別れたあと。

家に帰ったと見せかけて、美和が帰ったのを確認して、話に聞いていたやり取りの場所に向かった。




「……あ、あった。これ?」


舗装されたコンクリートに並んだ文字。

…これが、その相手からの返事ね。




「……これは、男子の字だわ。美和…どうすんの、変な人だったら…」



あたしは近くの建物の陰に隠れて、この場所で足を止める人が来ないか待っていた。





…けど、結局誰も現れず、あたしはしぶしぶ、すっかり暗くなった道を帰った。





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