明日晴れたら、




「クラスをさらに団結させようってのが目的。まあ、大体の内容はプリントの通りだけど、詳しくは今日の放課後に行われる実行委員会で決める」


そして先生は黒板に、『実行委員』と書き、教室中を見回した。


「じゃあ今から実行委員を男女1人ずつ決めるぞ。立候補いないか?」




ーー『面白そうだから一緒に立候補しようよ!』






……よしっ。


私は机の下でぎゅっと拳を握ると、勇気を出して手を挙げた。



「おっ、増川。…他にいないかー、立候補?」


先生の声で、手を挙げる人は他にいなかった。



「じゃあ女子は増川で決まりだな。男子ー、誰かいないか?」


教室内はしーんとしていて、手を挙げる気配はまったくない。





「…じゃあ、ちょっと男子集まって! じゃんけんで負けた人な!」


沈黙を破ったのは学級代表の男子。

その声で、男子みんながその男子のところに集まり、じゃんけん大会を始めた。





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