[完]Dear…~愛のうた~
そしてそのままそっと体を離す。
隆弘を見ると何が起きたのか信じられない
というような顔で私を見ている。
「光に、キスされた……」
私は自分で言ったのに思い出して泣いていた。
「それで、私のこと好きだって……
もう隆弘なんて忘れろって、
だからキスしたんだって」
なんで、こんなこと隆弘に言ってるんだろ。
隆弘はどんな顔してるかわからない。
でも、きっと呆れてる。
「もう、わかんない……
また、誰も信用出来なくなっちゃった……
もう光のそばになんていれない。
私もうどこにも居場所なんて……ん」
何が起きたのかわからない。
いきなり手を引かれて、
私の鼻には大好きなグリーンティーの香り。
唇には温かい温もりを感じてる。
キス、してる……?
そんなことを考えているうちに
段々深くなって、何も考えれなくなる。
ただ、わかること。
それは、私が何よりも幸せで
隆弘が私を求めてること。
そのまま私はベッドに押し倒される。
そしてゆっくりと目を開くと
目の前には私の大好きな隆弘がいた。
「実彩……」
甘く優しい声で私を誘惑する。
「ん?」
「ごめん、やっぱり光には任せれねぇ」
「……へ?」
いきなりそんなことを言われて目が点になる。
「俺、ずっと実彩のこと好きだ。
この気持ちは変わらない」
それだけで嬉しくて、涙が出そうになる。
「うん、知ってる」
「どっちにしろ俺が立ち直ったら
実彩のこと連れ戻しに行く予定だった。
けど、そんなの無理」
「え?」
「俺、実彩がいないとやっぱり荒れる。
離れてやっぱりそう気付いたんだ。
本当に今更で遅いけど、
やっぱり実彩とそばにいたい」
真っ直ぐな眼差しに何も言えない。
私だって、同じ気持ちだもん……
「だから、少しずつでもいいから……
俺達、やり直してみない?」
その言葉にコクリと頷く。
するとそのまま抱きしめられる。
「あー、緊張した」
「嘘だー!!
どうせ私の答えなんてわかってたんでしょ?」
「わかってても、緊張するの」
「意味わかんないし」
このまま幸せな時間が止まってくれればいいのに。
私はギュウっと隆弘を抱きしめた。
「何だよ、苦しいな」
隆弘は笑いながら私のあなたを撫でた。
「隆弘」
「ん?」
「大好き」
「ふ、珍しく素直だな」
「何それ、いつも素直だし」
「俺も大好き」
そんなことを言い合いながら
私達は今までの時間を埋めた。
私の体の中で何が起きているかも知らずに……
隆弘を見ると何が起きたのか信じられない
というような顔で私を見ている。
「光に、キスされた……」
私は自分で言ったのに思い出して泣いていた。
「それで、私のこと好きだって……
もう隆弘なんて忘れろって、
だからキスしたんだって」
なんで、こんなこと隆弘に言ってるんだろ。
隆弘はどんな顔してるかわからない。
でも、きっと呆れてる。
「もう、わかんない……
また、誰も信用出来なくなっちゃった……
もう光のそばになんていれない。
私もうどこにも居場所なんて……ん」
何が起きたのかわからない。
いきなり手を引かれて、
私の鼻には大好きなグリーンティーの香り。
唇には温かい温もりを感じてる。
キス、してる……?
そんなことを考えているうちに
段々深くなって、何も考えれなくなる。
ただ、わかること。
それは、私が何よりも幸せで
隆弘が私を求めてること。
そのまま私はベッドに押し倒される。
そしてゆっくりと目を開くと
目の前には私の大好きな隆弘がいた。
「実彩……」
甘く優しい声で私を誘惑する。
「ん?」
「ごめん、やっぱり光には任せれねぇ」
「……へ?」
いきなりそんなことを言われて目が点になる。
「俺、ずっと実彩のこと好きだ。
この気持ちは変わらない」
それだけで嬉しくて、涙が出そうになる。
「うん、知ってる」
「どっちにしろ俺が立ち直ったら
実彩のこと連れ戻しに行く予定だった。
けど、そんなの無理」
「え?」
「俺、実彩がいないとやっぱり荒れる。
離れてやっぱりそう気付いたんだ。
本当に今更で遅いけど、
やっぱり実彩とそばにいたい」
真っ直ぐな眼差しに何も言えない。
私だって、同じ気持ちだもん……
「だから、少しずつでもいいから……
俺達、やり直してみない?」
その言葉にコクリと頷く。
するとそのまま抱きしめられる。
「あー、緊張した」
「嘘だー!!
どうせ私の答えなんてわかってたんでしょ?」
「わかってても、緊張するの」
「意味わかんないし」
このまま幸せな時間が止まってくれればいいのに。
私はギュウっと隆弘を抱きしめた。
「何だよ、苦しいな」
隆弘は笑いながら私のあなたを撫でた。
「隆弘」
「ん?」
「大好き」
「ふ、珍しく素直だな」
「何それ、いつも素直だし」
「俺も大好き」
そんなことを言い合いながら
私達は今までの時間を埋めた。
私の体の中で何が起きているかも知らずに……