ミミック〜擬態〜

「ジリリリリリッ!!」

夢から覚めたようだ

あれは誰の声だったのだろう

俺の使命?

また俺は頭がズキズキと痛くなって

床で嘔吐して倒れ込んだ。

誰か...誰か助けて...

俺は心で叫んだ...

先生!先生!

俺はフラフラしながらも

学校へ向かった。

いつものバスではなく

部活組が朝練のために一本早く乗るための

始発の通学バスでよろけながらも

学校へと向かった。

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