ミミック〜擬態〜

「今日はもう帰ります...」

「え?今日はさすがに迎えに来てもらった

方がいいんじゃないの?」

「大丈夫です...」

俺はフラフラとベットから起き上がり

ドアへと歩き出した

「ちょっと待ちなさい!」

先生に呼び止められた。

「あなたはきっと今かなり大きな心の病気に

侵されているわ!だから家にいる時でもいいわ

なにかあったり、心が落ち着かない時は

これ私の番号だから

ここに電話してきなさい!」

「・・・」

俺は先生からもらったメモ紙を

大事そうにポケットにしまいこみ

家に帰った。
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