ねぇ、先生。

「あと、領収書忘れんな。」

シロをビシッと指差して言った。

「俺が買い出し行くの?」

「高橋1人に任せらんねぇだろ。」

「あたしも行くんですかっ?」

「白城1人で買い出し行かせらんねぇ。」


項垂れる梨花と別に嫌がってるようでもないシロを見てると、何だか笑えた。

シロはきっと、梨花にとって苦手なタイプだから。合わないんだと思う。

きっと中村さんは始業式の日にあたしに仕事を任せてしまったことを考えて、あたしには頼まないんだ。

中村さん意外と優しいから。


「明日朝ホームルームで結果言うから、分かったら部活ないやつは小物作りな。」

ほら、部活がある人のこともちゃんと考えてて、やることはしっかりやってる。

さすが中村さん。

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