先生?ごめんね。
次の日。

しょぼん。としながら教室に行った。


すぐ友達に、
『どうだった?言えた?』
といわれた。
「うんん。言えなかった。でもね、今日は言う。」

『そっか…。頑張って?』

「うん!」


給食を食べ、ドキドキしながら教室をいつでるか迷っていた。

先生は、給食室前に立って
給食当番が給食室に運ぶのをみて、
終わったら給食室に行くドアを閉めて…

という担当をしてる。

だから、すこしゆっくり行こう。とかんがえてた。

そして、先生のところに行った。

ちょうど、ドアを閉めてた。

周りに、同じ担当の先生が何人かいた。

藤田先生に、手招き?をしたら

『おぅ。』

っていわれた。

二人で給食室前にある木工室に入っていきドアを閉めた。

二人きり。

先生は、授業のために着替えをするため
となりの先生専用の部屋にはいっていった。

そして、服をとり戻ってきた。

目の前で上にきてたジャージ?をぬいで
専用のジャージ?みたいなのに着替えた。

脱ぐ姿がカッコ良くて、
この姿みたの生徒の中であたしだけかな?

なんてウキウキしてた。笑

先生が黒板を消しながら、

『今日はどーした。』
っていってきた。

「昨日の続き。」

とだけいった。


30秒くらいしてから
「ねぇ。せんせ?もしあたしが先生のこと好きー!っていったらどう思う?」


頑張っていった。

これが、今の精一杯だった。


『えっ。あーうーん。俺、結婚してるからな。』

そういわれた。

結婚してる事ぐらい、知ってた。


それでも、好きになったあたし。

好きになれば、それはなかなかとまらない。

相手が誰であろうと
どんな人であろうと

とまらない。


好きになったのだから。

私は、
「結婚してないとして!!」

そう返した。

結婚してなかったらどう思うのか知りたかった。

そしたら、
『うーん。その時によるなぁ。でも、生徒と教師だし。その一線は越えたくないかなぁ。さすがに中学生ではないけどたまに高校卒業して先生と結婚する人はいるけど…。でも、一人の生徒を特別扱いするわけにはいかないし。やっぱ付き合ったりしたら特別扱いしてあげたいんだよ。でも無理だから…。』

私は、その言葉を聞いて、
あぁ。やっぱり…、分かってたけどむりなんだなぁ。結婚してなくてもそう考えちゃうんだなぁ。

とかんがえてた。


「そっか。そうだよね。うん…。」

落ち込んで、椅子のねじ4つついてるのを順番になぞったりしてた…。無意識に。

『なんで、そんな落ち込むんだよ!!笑』

「うーん。いや、なんかやっぱダメなんだろうなぁ。っておもって。」

『それはただの俺の意見だから。ってか、一般論?』

「一般論がそうだったら、多分無理じゃん。」

『なに?南先生?笑』

「うんん。」

沈没状態が2分くらい続いた。

なにも言えなくて。なにか、いおうとしたけどなにも浮かばなくて。

先生は作業しながらだったから

それをしてた。

多分せんせいはいろいろと、考えてたんだと思う。

そしたら、

『俺もさ、そこまで鈍感じゃないからわかったけどさ…。ごめんな?気持ちだけありがたく受け取っとくよ。』

「うん。」

『そーかー。沖乃は俺のこと好きだったのかー。』

「うん。そーだよ?先生のことが好きだった。」

『泣いてる?』

「泣いてないよ?涙目なだけっ!」

「せんせ?今度、一緒に出かけて下さい。」
わたしは、先生とプリとかを撮りたくて言ってみた。

『いかねーよ。そう思ってるって、しってていけねーよ。笑 つーか、そうじゃなくてもいかねーよ。笑』

そう、言われた。
いつもより、喋り方が違くて、男子に向かって言ってるよーなのと同じ感じで
先生、動揺してるのかな?笑

とか、おもってた。

その時、予鈴のチャイムがなった。


次の授業のクラスの人が入ってきて

あー。おわっちゃったー。

っておもった。

立って、ドアに行って

「失礼しましたっ!ありがとうございましたっ!!」

そういって、教室を出た。


少しあるいて、階段をあがりながら、


あー!!!!


って、叫びたかった。


涙がうわーっと出てきて、

泣いた。

声をだしてないた。

教室の近くなり声を出さずに泣いた。


と言うより、涙が止まらなかった。


みんなが、

『えっ。沖乃?どーした???』

心配してくれた。

何人かには今日告白する。って言ってたけどこの学年?違う。ほかの学年?っていわれて違う。っていったから多分他の学校の子だと思ったらしい。


『え。なんでないてるの?』

「沖乃。おいで。」

手を広げてくれた。

ぎゅーっとしながら、泣いてた。

小さい声でわたしは、

「ふられた。」


そういうと、『えっ!?誰?誰?』

といった。


そしたら、次の教科の先生に

『沖乃さん。』

呼ばれた。

インフルで休んでたときのテストがあるらしく別室でテストを受けるように指示された。


その時も涙が止まらず、

泣き続けていた。

テストも全然手付かず、それでも何問かといた。

その途中に、英語をやってるクラスから音が漏れて聞こえた。
歌だった。



英語は苦手でしかも、
歌の訳なんて聞きながらじゃ出来ない。

でも、失恋ソングってことは聞いててわかった。

それを聞いてたらさらに涙が出てきた。


周りに友達が数人居たけど

声を出して泣いてしまった。

その曲が終わり、

少ししてわたしは、テストを諦め廊下に出て窓から外を見た。

外を見るときに自然と一階の教室が目に入った。

その教室は、木工室。


先生が授業をしていた。

あー(>_<)
先生。
先生…


先生!

心でそう、叫んでた。

涙がまた止まらなくなった。

そして、授業をしてる姿を少し見てた。

教室があく音がしたから私は歩き出した。

そしたら、

『あ。沖乃さん?テスト終わったの?』

と言われた。

「あ。はい。終わりました。」

『じゃあ、教室に戻ってて。』


といわれた。


教室のドアを開けると、

さっき話した子が、
かけつけてきた。


『大丈夫?ってか、まだ泣いてんの?大丈夫かよー。』


といってくれた。

「うん…。」

その子は私がなにか言うまで聞かずに近くにいてくれた。

「誰に言ったかきく?」

私が口にした。

友達は、頭をこくんとした。

私は、
「先生。」

と言った。


『え!?誰?』

といわれ、
「あててみて。」

といった。

いくつか先生の名前がでた。

けど、ぜんぜん当たらなかった。

でも、

『あ。藤田先生?』


と、名前がでた。

こくん。と頭を動かした。

『え!?それで?あ。ダメだったのか。』

といわれた。

『え。なんていったの?なんていわれたの?』

ときかれ、簡単に話した。

他の友達にも同じ事をいった。

その子は、一発であたった。

そして、なんて言ったかなんて言われたかを簡単に話した。


そして、その日はボーッと過ごした。
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