無愛想な彼が私を見ない理由
『佐倉くん、何か間違えましたか…?』



**


『はーづきちゃん』


「あ、や、柳くん」


次の日の朝、席に着いた途端いきなり

柳くんが私の席に来た。


正直、すっごくびっくりした……っ。


「どうしたの??」


『ん?あぁ、なんか葉月ちゃんと話してみたくて』


そう言ってまた笑った。

私と話してみたいって……っ!


「そ、そうなんだ……?」


曖昧な返事を返すことしか出来ない。

柳くん、変わってるなぁ…。



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