ラブ・ルージュ
「……そうね。仕事じゃないね。腕を組んで歩いてたそうだし」


少しの間だけ笑顔を消すと、また笑顔を見せてそう言う邪魔女。


まだ余裕があるのね……。


「どうして……私の彼と腕を組んで歩いてたの? 足に怪我でもした? だから……」


足に怪我? はっ……笑わせるわ。



私を…馬鹿にしてるのね。
< 5 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop