大好きな君の。







「んーん!ぜーんぜん!だって憐ちゃんあんまり女の子に興味なさそうだもん!」












 と首を大きく振ってやった。







 憐は少しむっとして、私の正面に来て顔を見つめた。


 その顔はどんどん近付いてきて














「いつ、俺が興味ないっていった?」


















 お互いの息がかかるくらい、あと数cmまで迫ったとこで憐はそういった。


 何が起きたかわからなくて固まっている私に












「ぷはっ、間抜けな顔」












 こらえきれなくなったように憐は吹き出す。




 ちょっとちょっとお兄さん。失礼じゃありませんこと?




 そんなこんなで今日も優哉さんの病室についた。





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