茉莉花の少女
第20章 新生活
 彼女は高校を卒業し、父親の仕事の手伝いをしているみたいだった。

 手伝いといっても電話を受けたりなど事務的なもののようだ。

 僕には大学受験が控えていた。


 会う回数は減ったが、それでも彼女と週に二回程度は会うことができた。


 それだけで満足だった。



 受験さえ終われば、また彼女と一緒の時間を過ごせるのだとそう思っていた。
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