言葉にできない。

「普通じゃない?

…あたしこそごめんなさい。無神経だったね。
勝手に連れ出してデートとか言って嘘ばっかり。
自己満足のために東條さん連れ出しただけだし。
真太郎のとこに連れて行って東條さんに嫌な思いさせた。」


裸のままなのは寒くて恥ずかしかったけど、言いながら涙が零れた。



好かれてるコトをいい事に、傲慢だね、あたし。


だからこの年になっても何時迄もひとりぼっちなんだ。

素直になれない。


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