言葉にできない。
その”チョンマゲ頭さん”は名前を東條 司、という。


聞こえがいい名前だわ〜。
次の小説の主人公の名前にしようかしら…。


…おっと、脱線。


「すみません、急に出て来られたんで驚いただけです。ありがとう。」

そう言うとあたしは東條さんの手からモップを奪い取る。



ほっとこ。



東條さんて、あんまり話さない人だしね。

まぁ話すとしても、何話せばいいのかわかんないし。

…そうして掃除を再開すると、予想通り東條さんはあたしに背を向け部屋に戻った。
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