言葉にできない。

「司くんはあたしの部屋。お父さん荷物整理したら来るって言ってたから、早く片付けしようね。」


母の墓前で別れた父は、和かな顔をしていた。

お母さんはお父さんに捨てられたって思い込んでたみたいだけど、事実は違っていた。
父の前妻に邪魔されていただけだったんだ。


本当に愛したのは美華子だけだ。



そんな父の言葉が嬉しかった。

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